東南アジアでの活動-㈱B-WAYグループ
東南アジアでの活動

東南アジアでの活動

B-WAYグループのSDGs
B-WAYグループのSDGs

子ども達の生活から自立までを応援しています。

当社は多くの仏教徒が暮らす東南アジアを中心に「途上国における子供の貧困」に関わる問題の解決に向け取り組んでいます。

貧困は残酷です。食事や教育が不足するだけでなく、親からの愛情すら遠ざけ、将来の夢すら見させてくれません。

時には、幼い命すら奪ってしまうのです。

全ての問題を解決するには、非常に長い年月と困難も伴います。

そして私たちの力は本当に微力です。

それでも現地で出会う各国のNGOとも力を合わせることで、少しずつでも問題が解決されるよう、そしていつかは、全ての子ども達に明るい未来が訪れることを信じて活動を続けております。

現在は以下の通り、子供の保護・生活・衛生・教育・医療・就業は、特に重要な課題として取り組んでいます。

カンボジアスラムの環境

保護:より安全な環境で生活できるようになること

孤児院・幼稚園運営のサポート
ストリートチルドレン・児童労働からの保護

カンボジアの水質衛生環境支援

衛生:より良い衛生環境で暮らせるようになること

トイレ・シャワー・水道設備の設置
日本からの中古衣類の提供

東南アジアの子供たちが最低限の生活が送れるよう支援

生活:最低限の生活が送れるようになること

生活費・食費・生活必需品の定期提供

文房具、教材の支援

教育:高校までの教育を受けられるようになること

文房具・教科書・運動具の定期提供
学校運営サポート

医療支援

医療:必要とされる医療を受けられるようになること

医療費の定期提供
各国病院との連携による定期検診の実施

職業訓練指導支援

就業:就労に必要な職業訓練を受けられるようになること

職業訓練施設の建設
職業訓練指導者の育成

そして意欲のある子ども達が専門学校や大学へ進学することができて、多くの子ども達が22才までに職を得て、自立した生活が送れるようになること。

将来はこの子たちが地域のリーダーとなり、各国の発展に活躍すると同時に、弱い立場の子ども達を守ってくれる、強く優しい人となることを願っています。


2020年~2023年の活動

コロナにより海外へ渡航することができなくなりましたが、現地スタッフとの連携により、子ども達の生活と教育環境を守り続けました。

私たちのできることとして、マスクや消毒の費用を送金したり、外出制限で学校に行けない期間は、施設や自宅でも勉強ができるよう教材のサポートをしました。

精神的な面では、子ども達ともLINEビデオでまめに顏を見て話をすることでお互いが安心できたと思います。

そして2022年10月に活動が再開、子ども達が空港までお迎えに来てくれたのには感動しました。

2023年は3か月おきに渡航し、直接聞けなかった進学や進路の相談を受けたり、遠足へ行ったり、子ども達とコミュニケーションを深めています。

そしてこの海外に行けなかった期間、日本の子ども達に海外のことを伝えようと始めたお話し会が好評となりました。

児童館では毎月の開催、また小学校や市の講座から講師を依頼されるなど、とても充実した活動となりコロナ以降も継続して行っております。

コロナ禍では子ども達に会えない寂しさや心配もありましたが、子ども達との絆と責任を改めて感じ、日本国内の子ども達にできることを実行できた意義のある期間だったと捉えております。


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2019年の活動

カンボジアの孤児院はとても古く、塀も部屋の鍵もない状態で、セキュリティ面でも多くの問題がありました。

昨年は管轄している行政からも強い指摘があったため、約1年かけて準備をし、今年は移転を実現させました。

とても近所なので学校の転校も必要ありません。

2階建てで各階にトイレとシャワー付き、男女別の部屋、事務所、食堂のスペースもあります。

また住み込みスタッフの部屋も造りました。

オープニングセレモニーでは、村の人々や現地のNGOの方々、100名以上の方が参加して下さりました。

タイの教育支援では、現地の財団が、私たちが提供している教材の専用の教室を2つも設けてくれました。

この教室で子供達が本当に楽しそうに勉強している姿を見れるのは、私たちにとっても大きな喜びです。

また今年はベトナムには2回訪問し、寄付金と生活用品を提供。

訪問も5年目となり、子供達との仲も深まっていくのが嬉しいです。

ラオスは3回も訪問し、制服をプレゼントし、水道工事のメンテナンス、校庭へのベンチの設置を行うことができました。

ラオスでは小学校の修繕と、幼稚園の建設の相談があり、これは来年の大きな活動となりそうです。


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2018年の活動

日本の多くの学生は、就職するまでに何かしらのアルバイトを経験し、仕事をしてお金を稼ぐだけでなく、世の中のマナーを覚え、社会人と接する大切な経験を積むことができます。

ところが、途上国では中々そういう機会がありません。

以前から職業訓練は大きな課題だったのですが、今年はこの子たちが就職する前に社会経験を積んでもらうため、 1年以上も前から準備を進めてきた飲食店を開業することができました。

既に高校を卒業し専門学校や大学に通う子がここで働いていて、事務、仕入れ、接客、会計、清掃などを覚え、 現地マネージャーに報告や相談をし、一緒に運営会議に参加するなど多くの経験を積んでいるのです。

またタイの財団と協力関係で行っている教育が引き続き好評です。

非常に効果があり、確かに以前は無表情だった子に笑顔が出てきたり、教室で寝転がってばかりいた子が、机に向かって勉強していたりという姿を見ることができました。

こうした成長はとても嬉しいこと、今年は更に楽しく学べそうな教材をたくさん提供してきました。


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2017年の活動

昨年から本格的に支援することになったカンボジアの孤児院の目標は“将来の自立”です。

物やお金を渡し続けるのではなく、いつかは自分自身が働き、家族を養い、弱い立場の人や地域の人々を守らなければなりません。

そのために必要なことは教育です。勉強して進学し、就職してお金を稼ぐことです。

そこで私たちはその目標のために、孤児院だけでなく関係する教育機関との深い連携が必要と考え、その強化を進めました。

その結果、近隣の幼稚園を孤児院と一緒に運営することになり、また補習や進学を指導している現地のNPOスクール、中学校や高校とも強い関係を結ぶことができました。

タイでの教育支援は順調に進んでいて、私たちが提供する教材で発達障害を持つ子供達が、効果的に成長していると先生方も喜んでおりました。

子供達は「この教材を使うのが楽しい」と言ってくれるのが何より嬉しいです。

その他、複数の施設やスラムへ訪問し、寄付金に加えて、運動用具、中古のパソコン、衣類、中古の生活用品などを届けることができました。

最近は日本のNPOや企業が物資を提供して下さるのが、とてもありがたいです。


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2016年の活動

カンボジアの孤児院が他国のオーナーとのトラブルがあったようで、関係が解消してしまいました。

そこで孤児院の代表と村から「代わりにオーナーになってほしい」と連絡がありました。

そこは、私たちが以前に子供達の将来の自立のために職業訓練所を造り、その後も何度も訪問している孤児院です。

子供達はとてもかわいく、とても懐いてくれていることから、このお願いを承諾し、本格的に支えていくことが決まりました。

またタイでは有数の財団法人から、「発達障害を持つ子ども達への教育を一緒に取り組みたい」と提案がありました。

タイの孤児院には捨て子や虐待から保護された小さい子も多いのですが、こうした望まれないで生まれた子や、 親の愛情を受けずに育った子の中には、言葉や動作の遅れが目立つケースが多いのです。

こうした子供達の発育には、見て、触って、楽しみながら、「やってみたいな」と自主的な気持ちになることが成長を促進させるのです。

私たちはこの財団に協力することになり、主に教材の提供をすることになりました。

今後はこの2つの活動を中心に、今まで訪問してきた4ヶ国の施設やスラムを支援していくことになります。


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2015年の活動

タイを中心に、昨年訪問したベトナム、カンボジア、ラオスを引き続き訪問してきました。

東南アジアの中心であるタイと比較すると、他の3ヵ国の子供達の環境はより劣悪であることを感じました。

ベトナム戦争で敵国が撒いた枯れ葉剤という猛毒は、今の子ども達に重度の障害をもたらしています。

ベトナムにはこうした障害を持った子ども達が暮らす施設がたくさんありました。

カンボジアはポルポト時代の内戦で、国民の3分の1以上もが虐殺され、国が崩壊した歴史があります。

今でも最貧国から脱却することができず、貧困が原因で多くの子供が孤児院やスラムでの生活を余技なくされているのです。

ラオスも内戦を繰り返し、国連の基準ではカンボジアと同じ最貧国に分類されています。

ラオスではストリートチルドレンがいつでもシャワーを使ったり、泊まることもできるというフランスのNGOが運営している施設を見学し、別の小学校では貯水槽の設置や水道設備の工事を行うことができました。

また各施設やスラムの子ども達に、衣類、運動用具、文房具などの多くの物資を届けてきました。


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2014年の活動

前からご縁の深かったタイの孤児院を9ヶ所訪問しました。

今や東南アジア屈指の大都会となったバンコクや、その隣接県にもたくさんの孤児院があることを知りました。

子ども達が孤児院にいる理由は、捨て子や死別など本当に親がいない子もいるのですが、それだけではありません。

経済的な理由で子供を育てることができない、親からの虐待、また親が薬物や犯罪で収監中など様々な理由で子供が保護されているのです。

そして驚いたのは孤児院の規模です。

子供の数が300人や400人という施設もあり、バンコクから2時間ほど離れた場所には、2,000人以上もの子供達が暮らす施設もありました。

各施設には寄付金を渡し、今後の活動に生かすため、「何が足りないか?」「何に困っているのか?」を確認してきました。

お米や文房具は常に足りず、また学費や医療費の不足も深刻なようです。

更には電気、水道、トイレなど、故障している備品も多いのですが、修理費用もなくて困っているとのことでした。

年末には2回目の訪問をし、タイの周辺国、ベトナム、カンボジア、ラオスの状況を見てくることもできました。


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この活動は、当社だけでなく、関係僧侶様・関係業者様からのご寄付や協賛も頂いております。

ご興味ある方は是非お問合せください。